予約システムの費用や導入のポイント、おすすめシステムを紹介


目次[非表示]

  1. 1.【導入方法別】予約システムの導入費用相場
    1. 1.1.自社開発する場合
    2. 1.2.システム開発会社に依頼する場合
    3. 1.3.クラウド型サービスを活用する場合
  2. 2.予約システムを開発する場合、費用の算出方法は?
    1. 2.1.人件費
    2. 2.2.設備費
  3. 3.予約システム導入前の注意点
    1. 3.1.想定予約数
    2. 3.2.機能
    3. 3.3.実用性
    4. 3.4.カスタマイズ性
    5. 3.5.料金
    6. 3.6.実績・安全性
  4. 4.おすすめの予約システム 3 選
    1. 4.1.① リザエン
    2. 4.2.② SmartRooms
    3. 4.3.③ TimeRex
  5. 5.ez office の予約システム「ez 備品予約・施設予約」のご紹介
  6. 6.まとめ


ビジネスの効率化や顧客満足度の向上に必要不可欠なのが「予約が簡単であること」です。そのためには予約システムを導入して予約を自動化する必要があります。しかし、その導入費用はどの程度なのでしょうか?また、どのような方法で導入すべきなのでしょうか?この記事では、予約システムの導入方法別の費用相場、費用の算出方法、そして導入前に考慮すべきポイントを詳しく解説します。

【導入方法別】予約システムの導入費用相場

予約システムの費用相場は導入方法によって大きく異なります。自社開発、システム開発会社への依頼、クラウドサービスの活用など、それぞれの方法とその費用相場を詳しく見ていきましょう。

自社開発する場合

自社で予約システムを開発する場合、その費用は様々な要素によって大きく変動します。費用の大部分を占めるのが人件費です。開発に要する期間が長くなればなるほど、人件費が増大し、それが直接的な費用増加につながります。
また、システムの規模も重要な要素です。一般的に、システムの機能が多いほど、または利用者数が多いほど、システム開発の費用は増える傾向にあります。これらの要素を考慮に入れた上で、自社開発の場合、開発費用は数百万円から 1,000 万円程度になるのが一般的です。
ただし、これはあくまで傾向にすぎず、プロジェクトの詳細によってはそれ以上の金額になる場合もあります。自社での開発は、このように初期費用が高くなる反面、長期的に見れば運用コストを抑えられるメリットもあります。

システム開発会社に依頼する場合

システム開発会社に予約システムの開発を依頼する場合、費用はプロジェクトの規模や必要な機能により大きく変動します。一般的な規模の予約システムであれば、開発費用はおおよそ 150 万円から 300 万円前後です。これには、システム設計、プログラミング、テストなどの工程が含まれます。
一方、小規模なプロジェクトであれば、費用は 100 万円以下で済む場合もあります。これは、必要な機能が少ないため、開発期間が短く、人件費が抑えられるからです。
しかし、多くの時間と専門知識が必要になる大規模なプロジェクトでは、開発費用が 1,000 万円以上になることもあります。これは、高度な知識や技術を持つ人材が多数必要なため、人件費が大幅に増えるからです。

クラウド型サービスを活用する場合

クラウド型サービスは、予約システムを導入する際の一つの選択肢として非常に人気があります。既存のツールをそのまま導入する場合、無料から月額 3 万円前後の費用がかかることが一般的です。
自社開発するのに比べて極端に安いのは理由があります。クラウドサービスの場合、ハードウェアやソフトウェアなどのコンピュータ資源はクラウドを提供しているサービスプロバイダのものになります。それを複数の利用者でシェアしながら間借りして使うので1利用者あたりの費用が安くなるのです。シェアといっても、これらの資源は仮想化されており、利用者から見れば自社専用の資源を自由に独占して使えているように見えます。通常、他の利用者と競合したり意識したりすることは無く、快適に使えるのです。
一方、クラウドサービスを自社のビジネスに合わせてカスタマイズする方法もあります。この場合、カスタマイズの内容や複雑さによりますが、費用が 10 万円から 100 万円前後になることもあります。その分、自社のビジネスニーズにピッタリ合ったシステム構築が可能です。

導入の際は、自社の要件と予算をしっかりと見極め、最適な選択を行う必要があるでしょう。

予約システムを開発する場合、費用の算出方法は?

予約システムを開発する際の費用は、主に人件費と設備費に分けられます。詳細な開発費用を算出するためには、これらの要素を詳細に見積もる必要があります。

人件費

予約システムを開発する際の人件費は、開発者の給与や外部エンジニアの契約費用などを含みます。これらの費用は、通常、人月という単位で計算されます。人月とは、1 人が 1 ヶ月間フルタイムで働くことを指します。例えば、1 人月が 100 万円で、3 人のエンジニアが 2 ヶ月間働く場合、人件費は 100 万円× 3 人× 2 ヶ月= 600 万円となるのです。
ただし、人件費の計算には注意が必要です。開発者のスキルレベルや経験によって、同じ時間でも生産性は大きく異なります。また、開発の進行に伴い必要な人員が増減することもあるため、予約システムの開発全体を通して人件費を適切に見積もることが重要です。

設備費

予約システムの開発における設備費は、ハードウェアとソフトウェアの購入費用、サーバーの維持管理費用、通信環境の整備費用などを含みます。ハードウェアとしては、サーバーや PC、ネットワーク機器などが必要となり、これらの機器の性能や規模により費用は大きく変動します。また、ソフトウェアについても、開発ツールやデータベース、セキュリティソフトなど、システムを適切に運用するために必要なものを揃える必要があります。これらの設備には初期投資だけでなく、維持・更新・アップグレードのための継続的な費用が発生します。さらに、安定した通信環境を確保するためのインターネット回線費用や、サーバーを設置するための物理的な環境整備費用も考慮する必要があります。これらの設備費は、システムの規模や必要な機能により大きく変わるため、事前にしっかりと見積もることが肝心です。

予約システム導入前の注意点

予約システムを導入する前には、想定予約数、必要な機能、実用性、カスタマイズ性、料金、そして提供者の実績や安全性など、多くの要素を検討する必要があります。これらの要素がビジネスの成功に直結します。

想定予約数

予約システムを導入する際には、予想される月間の予約数を事前に把握しておくことが重要です。なぜなら、多くの予約システムは利用量に応じて課金されるため、事前に予約数を見積もっておくことでコストを抑えることが可能となるからです。
また、一時的にでも予約数が多くなる可能性がある場合には、システムがその負荷を処理できるかどうかも重要な検討点となります。通常時の予約数が少ない場合でも、ピーク時の予約数が多いとシステムに負荷がかかり、遅延やダウンの原因となる可能性があるからです。したがって、予約数の見積もりは、コストだけでなくシステム選定にも影響を与える重要な要素となります。事業の規模や業種、季節性などを考慮に入れ、リアルな予約数を見積もることが求められます。

機能

予約システムの機能は、その価格を大きく左右します。基本的な予約機能だけでなく、リマインダー通知、キャンセル管理、支払い管理、顧客管理、統計分析など、多岐にわたる機能が考えられます。
これらの機能が全て揃っているシステムは非常に便利な一方で、その分コストも高くなります。また、特殊な業態やビジネスモデルに合わせてカスタマイズした機能を追加する場合、開発費用はさらに増えるでしょう。予約システムを導入する際は、必要な機能と予算を十分に考慮し、最適なバランスを見つけることが重要です。

実用性

予約システムを導入する際には、その実用性を考慮することが重要です。システムがどの程度の機能を持っているか、またそれが自社のビジネスに適しているかを確認する必要があります。そのためには、無料トライアルや無料プランにより実際にシステムを試用するとよいでしょう。
これにより、ユーザーはシステムの操作感や機能を体験でき、自社のニーズに合ったシステムかどうかを判断できます。ただし、無料プランは一部の機能が制限されている場合が多いため、全ての機能を試すには有料プランへのアップグレードが必要な場合もあります。それでも、まずは無料プランでシステムの基本的な使い勝手を確認することから始めることをおすすめします。

カスタマイズ性

予約システムの導入にあたり、自社のビジネスモデルや業界特性に合わせてカスタマイズできるかどうかは重要な考慮点です。既存ツールを使用する場合でも、自社のニーズに合わせて機能追加やレイアウトの変更が可能かを確認しましょう。
例えば、特定の業界で一般的な予約フローを再現したい、特別なプロモーションや割引を適用したい、特定のデータを集計するレポート機能が必要など、自社のビジネスに最適化するためのカスタマイズができるシステムを選ぶことで、効率的な運用が可能となります。
ただし、カスタマイズ性が高いほど導入や運用が複雑になる可能性もあるため、必要な機能と使いやすさのバランスを見極めることが求められます。

料金

予約システムを導入する際には、料金体系を理解しておくことが重要です。
初期費用はシステムの設定やカスタマイズにかかる費用で、一度だけ発生します。一方、月額料金はシステムの維持管理にかかる費用で、システムを利用し続ける限り発生します。また、特定の機能を追加したい場合や、システムのアップグレードが必要な場合には、オプション料金が発生することもあります。これらの費用を把握することで、予算計画を立てやすくなります。
さらに、最低利用期間も考慮する必要があります。一部のサービスでは、一定期間の利用を条件としているため、契約前に確認しておきましょう。これらの料金については、サービス提供会社に直接問い合わせるか、公式ウェブサイトで確認できます。

実績・安全性

予約システムを導入する際には、そのシステムが自社の業界でどの程度の実績を上げているかを確認することが重要です。
例えば、同じ業界の他社が同じシステムを利用していて、その結果として予約効率や業績が改善したという事例があると、そのシステムの信頼性が高まります。
また、システムの安全性も重要なポイントです。顧客の個人情報を取り扱う予約システムであるため、情報漏洩などのリスクを最小限に抑えるためのセキュリティ対策がしっかりと施されているかを確認する必要があります。
特に、オンラインでの予約システム導入の場合、セキュリティ対策は不可欠です。導入前には、システム提供会社の実績や安全性について十分に調査し、自社に最適なシステムを選ぶことが求められます。

おすすめの予約システム 3 選

ここからは、予約管理を効率化するためのおすすめのシステムとして、リザエン、SmartRooms、TimeRex を紹介します。

① リザエン

リザエン

リザエンは、200 以上の業種に対応した予約システムで、4種類の予約タイプから選択可能です。そのため、各業界の特性に合わせた予約システムの構築が可能であり、そのカスタマイズ性は高い評価を得ています。また、クラウドサーバーを活用してアクセス集中時でも安定したサービスを提供し、ビジネスの円滑な運営をサポートします。
リザエンのセキュリティ性は非常に高く、大企業の厳しい要件にも対応できるレベルです。大切な予約データは、24 時間 365 日の有人監視体制の下で厳重に管理され、Web アプリケーションの脆弱性対策も施されています。また、信頼性の高い大手データセンターで稼働し、プライバシーマークと ISMS を取得しているため、データの安全性とプライバシー保護にも配慮しています。
料金プランはビジネス版とエンタープライズ版の 2 種類があります。ビジネス版は初期費用が 20,000 円、月額費用が 10,000 円からとなっています。決済機能などのオプションを追加する場合は、月額費用が追加で 3,000 円必要です。エンタープライズ版については、初期費用が 100,000 円から、月額費用が 20,000 円からとなっていますが、カスタマイズが前提となるため、事前にリザエンに問い合わせたほうが良いでしょう。

これらの特長から、リザエンは幅広い業種におすすめの予約システムと言えます。

※製品サイト| リザエン

② SmartRooms

SmartRooms

SmartRooms は、株式会社内田洋行が提供する高機能な会議室予約システムです。その最大の特長は、主要なグループウェアとリアルタイムで連携することができる点です。これにより、会議室の予約や確認がスムーズに行え、延長や終了の操作も即時反映されます。また、部屋前端末の「入室ボタン」を活用すれば、利用開始を明確に示すことができます。
さらに、一定時間経過後に入室がない場合は自動的にキャンセルされるという、自動キャンセル機能も備えています。これにより、「カラ予約」を解消し、会議室の利用効率を向上させることが可能です。さらに、SmartRooms では、管理画面から利用ログを閲覧することができます。これにより、会議室の利用状況を一目で把握することができ、それをグラフィカルに表示することで、PDCA サイクルを効果的にサポートします。
SmartRooms は、Android / Windows / iOS の各端末に対応しており、初期導入のコストを抑えることができます。ただし、料金については公式サイトに明記されていないため、詳細は直接問い合わせる必要があります。

これらの特長から、SmartRooms は会議室予約・運用システムとして非常におすすめです。

※製品サイト| SmartRooms

③ TimeRex

TimeRex

TimeRex は、日程調整を自動化するための便利なツールです。Google カレンダーや Outlook 予定表とリアルタイムに同期することで、日程の候補をリストアップし、予定を登録するまでの一連の流れを自動化します。これにより、面倒な日程調整タスクを手間なく行うことが可能になります。
TimeRex の使用方法は非常にシンプルで、日程調整用の URL を作成し、その URL を相手に送信するだけです。相手はその URL をクリックすることで、自分の都合の良い日程を選択することができます。このプロセスにより、メールやチャットでのやり取りを最小限に抑え、効率的な日程調整を実現します。
また、TimeRex にはフリー、ベーシック、プレミアムの 3 つのプランがあります。フリープランは無料で、基本的な日程調整機能を利用することができます。ベーシックプランは 750 円/ユーザー/月(年契約時)で、より高度な機能を利用できます。プレミアムプランは 1,250 円/ユーザー/月(年契約時)で、全ての機能をフルに利用することが可能です。

これらの特長から、TimeRex はビジネスシーンでの日程調整をスムーズに行いたい方に特におすすめの予約システムです。

※製品サイト| TimeRex

ez office の予約システム「ez 備品予約・施設予約」のご紹介

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まとめ

予約システムの導入には、自社開発、開発会社への依頼、クラウド型サービス利用の 3 つの方法があり、それぞれで費用と利点が異なります。費用には人件費や設備費が含まれます。導入前には、予約数や機能、実用性、カスタマイズ性、料金、実績・安全性を検討することが重要です。よく考えて、最適な予約システムを選びましょう。


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