Copilot in Windows で何ができる? 特徴と便利な機能を解説

Copilot in Windows で何ができる? 特徴と便利な機能を解説


目次[非表示]

  1. 1.Copilot in Windows とは
  2. 2.Microsoft 365 Copilot との違い
  3. 3.Copilot in Windows の主な機能
    1. 3.1.自然言語での操作
    2. 3.2.アプリケーションとの連携
    3. 3.3.PDF 文書の要約
  4. 4.まとめ


Windows 11 へのアップデートに伴い、Copilot in Windows が標準搭載されるようになりました。

Copilot in Windows は、AI(人工知能)を搭載した対話型のアシスタント機能です。業務での資料作成やアプリケーションの設定などに活用すれば、作業効率の向上につながることが期待できます。

Windows 11 へのアップデートや Copilot in Windows の導入を考えている企業のなかには「Copilot in Windows とは何か」「Copilot in Windows を使って具体的に何ができるのか」と気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、Copilot in Windows の基礎知識や特徴、主な機能について解説します。


Copilot in Windows とは

Copilot in Windows とは、Windows に組み込まれている AI 機能のことです。

Windows 11 から標準搭載されており、発表当初は“Windows Copilot”と呼ばれていましたが、2023 年 9 月 26 日の正式リリースとともに“Copilot in Windows”に統合されました。

copilot は“副操縦士”を意味しており、ユーザーの指示や質問の意図を汲み取り、求めている回答を推測して表示する仕組みとなっていることが特徴です。言語モデルには、対話型の AI として登場した ChatGPT と同じ GPT-3 が採用されています。


▼Copilot in Windows の特徴

  • Windows 11 のデスクトップにあるタスクバーからチャット形式で質問ができる
  • Windows 11 にあるアプリケーションやプログラムで利用できる
  • コンテンツのリライトや要約、説明などを指示できる
  • Bingや ChatGPT のプラグインを使用できる


Windows で情報検索をしたり、Windows 11 の設定を行ったりする際のアシスタントとして、ユーザーをサポートしてくれます。


※Bing は、マイクロソフト社が提供する検索エンジンサービスです。



Microsoft 365 Copilot との違い

マイクロソフト社は、AI機能が備わった Microsoft 365 Copilot というサービスも提供しています。

Microsoft 365 Copilot は、Microsoft 365 のアプリケーションに組み込まれている AI によるアシスタント機能のことです。Copilot in Windows と搭載されているAIの言語モデルに違いがあります。


▼言語モデルの違い

サービス名
言語モデル
Copilot in Windows
GPT-3
Microsoft 365 Copilot
GPT-4


GPT-3 と GPT-4 の言語モデルは、どちらもアメリカの AI 研究機関となる OpenAI によって開発されました。しかし、言語処理の能力は異なります。

GPT-3 は、対話形式でのメッセージのやり取りによって情報提供やアドバイスを受けられる機能が中心となります。

これに対して GPT-4 は、文書の生成や質疑応答、文書における概要の要約、データ分析、自動翻訳などの幅広い機能が備わっており、GPT-3 よりも高度かつ複雑な処理にも対応しています。


なお、Microsoft 365 Copilot についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

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Copilot in Windows の主な機能

Copilot in Windows を活用すると、ユーザーの指示によってさまざまな作業・タスクを実行できるようになり、業務の効率化を図れます。主な機能には、以下が挙げられます。


自然言語での操作

Windows 11 の設定や操作をテキストの自然言語入力で行えます。

業務やスケジュール管理に使用するアプリケーションの設定を変更したり、アクセスしやすいように整理したりすることが可能です。


▼自然言語で操作できる Windows の設定例

  • ダークモード・ライトモードを切り替える
  • スクリーンショットを撮影する
  • 音量を調節する
  • 壁紙を変更する


アプリケーションとの連携

Copilot in Windows は、Windows 11 内にあるさまざまなアプリケーションやサービスと連携させて利用することが可能です。

手動でアプリケーションやサービスを探すことなく、デスクトップのサイドバーからシームレスにアクセスできるようになります。


▼アプリケーションとの連携例

  • Adobe Express※1と連携して、Copilot in Windows に入力したイメージに基づいた画像を生成する
  • Microsoft Teams※2と連携して、Copilot in Windows に業務データを読み込ませて整理する
  • 検索エンジン型の AI となる Bing Chat※3と連携して、Copilot in Windows に入力した要求に応じた情報の検索・抽出を行う


※1…Adobe Express は、Adobe 社が提供する画像編集ツールです。

※2…Microsoft Teams は、マイクロソフト社が提供するサービスです。

※3…Bing Chat は、マイクロソフト社によって開発された GPT-4 による検索エンジンです。


PDF 文書の要約

PDF ファイルを Copilot in Windows にドロップして読み込ませると、自動で文書の内容を要約させることも可能です。

長文の文書を人の手で整理することなく AI が自動で要約してくれるため、スピーディに内容を理解できるようになるほか、文書を作成する際のベースづくりとしても役立ちます。


▼要約機能の活用例

  • 既存の文章をリライトして、文字や構成を読みやすく整える
  • 膨大な報告書を要約して、プレゼンテーション用の資料に活用する



まとめ

この記事では、Copilot in Windows について以下の内容を解説しました。


  • Copilot in Windows の概要
  • Microsoft 365 Copilot との違い
  • Copilot in Windows の主な機能


Windows 11 から標準搭載された Copilot in Windows は、ChatGPT と同じ GPT-3 の言語モデルが採用されており、対話型のアシスタントとして利用ができます。

ユーザーが自然言語で指示を行うことで、AI が情報を抽出・表示したり、人が行っていた作業を自動で実行したりできるようになります。

Windows 11 の設定やアプリケーションとの連携、PDF 文書の要約などに活用すると、業務の効率化に役立てられます。

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