Azure のアカウントを作成する 4 つのステップと注意点
目次[非表示]
- 1.Azure のアカウントを作成する前の準備
- 2.Azure アカウントを作成する流れ
- 2.1.手順①サインインする
- 2.2.手順②アカウント情報を入力する
- 2.3.手順③クレジットカード情報を入力する
- 2.4.手順④登録完了
- 3.Azure アカウントを作成する際の注意点
- 3.1.必要に応じて従量課金制に切り替える
- 3.2.セキュリティ設定を行う
- 4.まとめ
- 5.Microsoft 365 無料相談実施中
Microsoft Azure(以下、Azure)は、マイクロソフト社が提供しているクラウドプラットフォームサービスです。Iaas と Paas の 2 つのサービス形態で提供されており、プロジェクトの運用管理やアプリケーションの開発、データの共有・分析などのさまざまな業務に活用できるプラットフォームが備わっています。
Azure を活用することで、クラウド上でのシステム運用やオンプレミスとの連携、セキュリティ設定などを行い、安全かつ効率的な業務基盤を構築できます。
Azure の導入を考えている企業担当者のなかには「Azure のアカウントを作成するにはどうすればよいか」「アカウントを作成したあとにどのような設定が必要か」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、Azure のアカウントを作成する際の事前準備と流れ、注意点について解説します。
なお、Azure の基礎知識についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
Azure のアカウントを作成する前の準備
Azure のアカウントを作成するには、対象のアカウントと個人情報を登録するためのクレジットカードを準備しておく必要があります。
Microsoft アカウントまたは GitHub アカウント
Azure のアカウントを作成する際は、Microsoft アカウントまたは GitHub アカウントが必要になります。
Microsoft アカウントを持っていない場合は、事前に Microsoft の Web サイトからアカウントを新規作成しておく必要があります。
また、GitHub は、マイクロソフト社の傘下となる GitHub, Inc.が提供しているソフトウェア開発のプラットフォームです。Microsoft アカウントがない場合には、 GitHub アカウントを使用することも可能です。
クレジットカードの情報
Azure のアカウントを作成するユーザーの本人確認を行うために、クレジットカードの情報を登録する必要があります。
ただし、クレジットカード情報を登録しても、有料のサービスを利用しない限り料金は発生しません。
Azure アカウントを作成する流れ
Azure アカウントは、簡単な手順で作成することが可能です。無料版と従量課金制のプランがありますが、ここからは無料版のアカウントを作成する手順について解説します。
手順①サインインする
始めに Azure の Web サイト(https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/)にアクセスして、[無料で始める]を選択します。
入力画面が表示されたら、Microsoft アカウントまたは GitHub アカウントのどちらかにメールアドレス・電話番号・パスワードを入力してサインインします。
手順②アカウント情報を入力する
Azure アカウントを作成するユーザーの氏名・メールアドレス・電話番号などの情報を入力して、[次へ]を選択します。
アカウント情報を入力すると、登録した電話番号宛てに認証に必要なコードが送信されるため、画面上の[確認コード]に入力して認証を実施します。
手順③クレジットカード情報を入力する
アカウント情報の認証ができたら、有効なクレジットカードの情報と住所を入力します。アグリーメントのなかに受け取りたい情報があれば対象項目にチェックを入れます。
次に、[サブスクリプション契約、オファーの詳細、とプライバシーに関する声明]に同意してサインアップを選択します。
手順④登録完了
サインアップを選択するとアカウント登録の処理が実行されるため、終わるまで待機します。準備完了画面が表示されると、アカウント登録の完了となります。
なお、Azure を導入する流れについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
Azure アカウントを作成する際の注意点
Azure アカウントを作成して業務に活用する際は、必要に応じて料金プランを変更するとともに、セキュリティの設定を忘れずに行うことが重要です。
必要に応じて従量課金制に切り替える
Azure アカウントには無料版がありますが、機能制限を超えて利用する予定がある場合には、従量課金制に切り替えることが可能です。
無料版の Azure アカウントでは、サービスの提供形態に3つの種類があります。
▼無料版の Azure アカウントにおけるサービスの提供形態
- 常に無料で利用できるサービス
- 新規登録をしたユーザーのみ 12 ヶ月間無料で提供されるサービス
- 毎月特定の利用分まで無料になるサービス
無料の制限を超えてサービスを使用したい場合には、利用した分に応じて料金が請求される従量課金制への変更が必要になります。アップグレードの画面で[サブスクリプション]を選択すると、あとからプランを変更できます。
なお、無料で利用できる主なサービスには、以下が挙げられます。
▼無料で利用できる主なサービス
- Azure Virtual Machines
- Azure SQL Database
- Azure Blob Storage
- Azure Cosmos DB
- Azure App Service
- Azure Functions
- Azure Event Grid
業務に必要なサービスや機能を事前に確認して、従量課金制のプランが必要かどうかを検討することが重要です。
セキュリティ設定を行う
Azure のアカウントを運用する際は、不正アクセスやなりすましを防ぐためのセキュリティ設定を行う必要があります。
▼セキュリティ対策のポイント
- ログインの際にパスワードの入力を求めるとともに、セキュリティコードの認証をはじめとした複数の認証方式を組み合わせる
- 複数人で同一の Azure アカウントを利用する場合は、アクセス権限の付与や制限を行う
- ネットワークの監視やフィルタリングで不正なアクセスを検知・遮断する
なお、Azure にはセキュリティ対策のためのさまざまなサービスが提供されています。提唱されているセキュリティの概念と対策については、こちらの記事をご確認ください。
まとめ
この記事では、Azure のアカウントを作成する方法について以下の内容を解説しました。
- Azure のアカウントを作成する前の準備
- Azure アカウントを作成する流れ
- Azure アカウントを作成する際の注意点
Azure のアカウントは、Microsoft アカウントまたは GitHub アカウントと、クレジットカードがあれば簡単に作成することが可能です。
ただし、無料版には利用できるサービスや機能、試用期間などに制限が設けられているため、業務に必要なサービスの内容・範囲に応じて従量課金制に切り替える必要があります。
また、不正アクセスやなりすましなどのリスクを防ぐには、アカウントの認証、アクセス制限、ネットワークの保護などのセキュリティ設定を行うことも重要です。
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