Mac で Microsoft 365 を利用するには? メリットや導入手順を解説

Mac で Microsoft 365 を利用するには? メリットや導入手順を解説


目次[非表示]

  1. 1.Mac で使用できる Office 製品
  2. 2.Mac ユーザーが Microsoft 365 を利用するメリット
    1. 2.1.①Windows と Mac の併用ができる
    2. 2.2.②最新版の Office アプリケーションを利用できる
    3. 2.3.③多種多様なクラウドサービスを利用できる
    4. 2.4.④継続的なサポートが受けられる
  3. 3.Mac に Microsoft 365 を導入する手順
    1. 3.1.①Microsoft アカウントを作成する
    2. 3.2.②Microsoft 365 をインストールする
    3. 3.3.③ライセンス認証を行う
  4. 4.まとめ


Microsoft 365は、Office アプリケーションやクラウドストレージ、グループウェアなどのサービスが含まれたマイクロソフト社が提供するサブスクリプションサービスです。

同じマイクロソフト社が開発・提供している Windows OS だけでなく macOS にも対応しており、業務に Mac を使用している方も Microsoft 365 を利用できます。

企業のシステム部門担当者のなかには、「Mac ユーザーが利用できる Office 製品はほかにもあるのか」「Mac ユーザーが Microsoft 365 を利用するメリットはあるのか」と気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、Mac で使用できる Office 製品と Microsoft 365 を利用するメリット、導入手順について解説します。

※Microsoft 365 は、マイクロソフト グループの企業の商標です。



Mac で使用できる Office 製品

Mac で使用できる Office 製品は、大きく以下の 2 つに分けられます。


▼Mac で使用できる Office 製品

  • Office 2021(買い切り型)
  • Microsoft 365(サブスクリプション型)


Office 2021 は、ソフトウェアを購入して永続的に使用できる買い切り型の Office 製品です。2021 年 バーションの Microsoft Word・Microsoft Excel Microsoft PowerPointの Office アプリケーションを使用できます。

macOS 向けの製品『Office Home & Student 2021 for Mac』では、1 つのライセンスで 2 台の Mac にインストールすることが可能です。


▼macOS 向けの Office 2021

ライセンス
料金
Office Home & Student 2021 for Mac
29,980 円


一方の Microsoft 365 は、月額または年額を支払っている期間中に継続利用できるサブスクリプション型のサービスです。

Office 2021 に含まれる Office の最新版アプリケーションに加えて、クラウドストレージやグループウェアなどの多様なサービスが含まれます。また、Windows OS と macOS の両方に対応しており、1 つのライセンスで 5 台までインストールすることが可能です。

Microsoft 365 のビジネス向けプランは、以下のとおりです。


▼一般法人向け

プラン
料金(ユーザー/月)
Microsoft 365 Business Basic
750 円
Microsoft 365 Business Standard
1,560 円
Microsoft 365 Business Premium
2,750 円
Microsoft 365 Apps for business
1,030 円


▼大企業向け

プラン
料金(ユーザー/月)
Microsoft 365 E3
4,500 円
Microsoft 365 E5
7,130 円
Microsoft 365 F3
1,000 円


なお、Microsoft 365 でできることについてはこちらの記事で解説しています。併せてご確認ください。

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※Microsoft Word、Microsoft Excel および Microsoft PowerPoint は、マイクロソフトグループの企業の商標です。



Mac ユーザーが Microsoft 365 を利用するメリット

Mac で使用できる Office 製品には Office 2021 もありますが、Microsoft 365 ならではのメリットがあります。


①Windows と Mac の併用ができる

Microsoft 365 は Windows OS と macOS の両方に対応しており、OSごとに製品を購入する必要がないため、併用して活用することが可能です。

買い切り型の Office 2021 の場合、Windows OS と macOS によって製品が区別されているため、両方を使用したい場合にはそれぞれの OS に対応した製品を購入する必要があります。

Microsoft 365 であれば、業務に Windows OS と macOS を併用している場合にも、1 つのライセンスで最大 5 台まで複数端末へのインストールができます。また、マルチデバイス対応となっており、パソコンやタブレット、スマートフォンでの利用も可能です。


②最新版の Office アプリケーションを利用できる

最新版の Office アプリケーションを利用できることも、Microsoft 365 ならではのメリットといえます。

1 回限りの購入で利用する Office 2021 は、2026 年までのサポート期間が定められています。サポート期間が過ぎると、機能やセキュリティなどのアップデートが受けられなくなります。また、最新バージョンの製品を使用する場合には、新たに通常価格での買い直しが必要です。

定期購入で継続利用する Microsoft 365 の場合、利用期間中は自動的にアップデートが行われるため、買い直しをすることなく常に最新版の Office アプリケーションを使用できます。


③多種多様なクラウドサービスを利用できる

Microsoft 365 には、Office アプリケーション に加えて、ファイル共有や複数人での共同作業などに活用できるさまざまなクラウドサービスが含まれています。

Office 2021 に含まれる Office アプリケーションは、Microsoft Word・Microsoft Excel・Microsoft PowerPoint のみとなり、業務への活用方法が限られます。

Microsoft 365 の場合、プランによって異なりますが、以下のようなクラウドサービスを利用することが可能です。


▼代表的なクラウドサービス

サービス
概要
Outlook
電子メールクライアントで、メールの表示・作成や予定表の管理を行える
Exchange
法人メールの送受信や予定表・タスクの管理を行える
OneDrive
ファイルの保存・共有や複数人でのリアルタイムな共同作業を行える
SharePoint
チームサイトの作成やワークフローの構築、ファイルの共有と同時編集を行える
OneNote
柔軟なレイアウトと手書き機能によるドキュメントの作成・編集が行える


クラウドサービスを活用すれば、自宅や外出先などでファイルを確認したり、チームへの情報共有を円滑に行ったりできるようになり、業務の効率化、柔軟な働き方の実現に貢献します。


Microsoft 365 のプランと対応サービスについてはこちらで詳しく解説しています。

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④継続的なサポートが受けられる

Microsoft 365 では、利用期間中に継続的なサポートを受けられます。

Office 2021 の場合、マイクロソフト社によるサポートを受けられるのはソフトウェアの購入後、60 日間に限られます。

Microsoft 365 の場合、電話またはチャットによる継続的なサポートを受けられるため、Microsoft 365 の導入や活用、エラーへの対応などを円滑に行えます。



Mac に Microsoft 365 を導入する手順

ここからは、Mac に Microsoft 365 を導入する手順を解説します。


①Microsoft アカウントを作成する

Microsoft の Web サイトから新しいアカウントを作成します。


▼手順

  1. Web サイト(https://account.microsoft.com/)を開く
  2. [サインイン] から[作成] を選択する
  3. メールアドレスを入力または[新しいメールアドレスを取得]を選択して [次へ]をクリックする
  4. 画面の表示内容に沿って情報を入力する


②Microsoft 365 をインストールする

Microsoft アカウントを作成できたら、サインインして Microsoft 365 をインストールします。


▼手順

  1. Microsoft 365 の Webサイト(https://www.office.com/)を開いてサインインを行う
  2. [Office をインストールする] を選択してダウンロードを開始する
  3. ダウンロードが完了したら、検索画面から[ダウンロード] に移動してダウンロードしたファイルをダブルクリックする
  4. インストール画面が表示されたら[続行する]を選択する
  5. Mac のログイン パスワードを要求された場合は、入力してインストールを行う
  6. インストールが完了したら[閉じる]をクリックする


③ライセンス認証を行う

Microsoft 365 のインストールが完了したあとは、アプリケーションを開いてライセンス認証を行います。


▼手順

  1. Mac のアプリケーションのなかから Microsoft 365 のアイコンを選択してクリックする
  2. [新機能] ボックスが開いたら、[新しいファイル]を開始する
  3. [サインインしてライセンス認証を行う] を選択して、Microsoft アカウントに登録されたメールアドレスとパスワードを入力する
  4. 有効なライセンスがある場合には[完了]と表示される



まとめ

この記事では、Mac で Microsoft 365 を利用する方法について、以下の内容を解説しました。


  • Mac で使用できる Office 製品
  • Mac でユーザーが Microsoft 365 を利用するメリット
  • Mac に Microsoft 365 を導入する手順


Mac でユーザーが Microsoft 365 を利用すると、1 つのライセンスで Windows と Mac を併用できるほか、最新版の Office アプリケーションや多種多様なクラウドサービスを利用できるメリットがあります。また、利用期間中には電話やチャットによる継続的なサポートも受けられます。

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