社内コミュニケーションツールとは?重要性と選び方のポイントを紹介!

📌 この記事で分かること |
「社内コミュニケーションツール」とは、社員同士が互いに情報をやりとりするために使用する技術やサービスを指します。場所や時間を問わずにやりとりができるため、現代社会においては欠かせないものです。本記事では、社内コミュニケーションツールの重要性や導入メリット、選ぶ際のポイントを解説します。
目次[非表示]
- 1.社内コミュニケーションツールとは何か?
- 2.なぜ今、社内コミュニケーションツールが必要なのか
- 3.社内コミュニケーションツールを導入するメリット
- 3.1.業務の効率化
- 3.2.コストの削減
- 3.3.社内コミュニケーションの活性化
- 3.4.従業員エンゲージメントの向上
- 3.5.業務の属人化防止とナレッジ蓄積
- 4.社内コミュニケーションツールの主な機能
- 4.1.チャット機能
- 4.2.ビデオ通話 / Web会議機能
- 4.3.ファイル共有機能
- 4.4.タスク管理機能
- 5.社内コミュニケーションツールの主な種類
- 5.1.グループウェア
- 5.1.1.Microsoft 365
- 5.2.チャットツール
- 5.2.1.Teams
- 5.3.社内SNS
- 5.3.1.Viva Engage (旧 Yammer)
- 5.4.Web 会議システム
- 5.5.バーチャルオフィスツール
- 5.6.タスク・プロジェクト管理
- 5.7.社内ポータルサイト
- 5.8.導入が進む主流ツールはどれか?
- 6.社内コミュニケーションツールの選び方
- 6.1.グループウェア
- 6.2.チャットツール
- 6.3.社内SNS
- 6.4.Web 会議システム
- 6.5.バーチャルオフィスツール
- 6.6.タスク・プロジェクト管理
- 6.7.社内ポータルサイト
- 7.まとめ
- 8.FAQ:よくある質問
社内コミュニケーションツールとは何か?
社内コミュニケーションツールとは、社員同士が互いに情報をやりとりするためのツールで、特にインターネットを使用して時間や場所を問わずにデジタル上でコミュニケーションを図れるツールを指します。さまざまな種類のツールがありますが、一般的なものとして、メール、チャット、ビデオ会議、SNS などが挙げられます。
社内コミュニケーションツールは、個人間やビジネス上でのやりとりなど、さまざまな目的で使用されます。大きな特長は「やり取りが履歴として残り、後から検索・参照できる」点です。電話や口頭に比べて「言った・聞いていない」が起こりにくく、異動や退職の際の引き継ぎにも役立ちます。特にコロナ禍以降、コロナ感染を防止するためにテレワークが急速に普及したことから、ビジネスにおいて社内コミュニケーションツールの重要性が飛躍的に高まりました。
注目される背景|テレワークが生んだ「コミュニケーションの希薄化」
コロナ禍以降のテレワーク拡大は、コミュニケーションのあり方に大きな課題を残しました。労働政策研究・研修機構( JILPT )が 2020 年に実施した企業調査では、「リモートワークを活用するうえでの課題(複数回答)」として最も多かったのが「従業員同士のコミュニケーションが希薄になっている」で 37.8 % でした。以下、「仕事の進捗管理が難しい」 34.9 %、「資料が手元になく仕事がしづらい」 30.3 % と続きます(参考:JILPT 調査を引用した研究論文( J-STAGE ))。
つまり、多くの企業にとって社内コミュニケーションツールは「あれば便利」ではなく、分散した働き方の変化に対応するための基盤になっているのです。
なぜ今、社内コミュニケーションツールが必要なのか
業務時間の半分以上はコミュニケーションに使われている
Microsoft が世界規模で実施している調査「 Work Trend Index 」によると、平均的な従業員は業務時間の 57 % をコミュニケーション(会議・メール・チャット)に、43 % をコンテンツ作成(文書・スプレッドシート・プレゼン資料)に費やしています。さらに、メールのヘビーユーザー(上位 25 %)は週 8.8 時間、会議のヘビーユーザー(上位 25 %)は週 7.5 時間を費やしているとされています。
これだけ多くの時間を占めるからこそ、ツールによって効率を数%改善するだけでも、組織全体では大きなインパクトになります。
参考:Microsoft News Center Japan「 AI は働き方を改修してくれるのか?」
社内コミュニケーションツールの重要性
社内コミュニケーションツールは、個人やチーム、組織全体のコミュニケーションを改善し、生産性の向上やデータ共有の効率化に寄与します。社内コミュニケーションツールを活用することで、スムーズな問題解決や意思の決定が可能になります。
社内コミュニケーションツールは、リモートワークに必須のものでもあります。リモートワークでは、離れた場所にいる人とのスムーズなコミュニケーションが必要になるためです。従来、メールや電話、郵便と言ったツールはありましたが、それだけではやりとりに要する時間や声のかけやすさといった面で不十分です。
そこで、インターネットの技術を駆使した社内コミュニケーションツールを併用すると、コミュニケーションの密度を高め、リモートワークでもスムーズに業務をこなすことができます。
このように、社内コミュニケーションツールは、コミュニケーションの改善や生産性の向上を通じて、ビジネスの成功にも大きく寄与します。
社内コミュニケーションツールを導入するメリット
業務の効率化
社内コミュニケーションツールのメリットとして、メールや電話などの旧来のツールよりも、スムーズに情報を共有しやすいことが挙げられます。旧来のツールは現在も活用されていますが、リアルタイムなやりとりには不向きでした。
しかし、チャットやビデオ会議などを取り入れれば、最新の情報をリアルタイムでやりとりすることが容易になります。リモートで会議や打ち合わせなどを行い、終わったらすぐにアクションを起こせるため、業務効率も向上します。
コストの削減
社内コミュニケーションツールを導入すれば、以下などのさまざまな部分でコストを削減しやすくなります。
● 会議室のレンタル料
ビデオ会議によって数百人が参加する会議も可能になるため、外部の大きな会議室を手配する必要がなくなります。
● 通信費
電話は従量課金で料金がかさむことがありますが、社内コミュニケーションツールはインターネット通信を利用するため料金が定額料金です。郵便代も節約できます。
● 交通費
リモートワークが促進され、会社が交通費を負担する必要がなくなります。
● オフィス賃料
リモートワークの導入に伴い、オフィスを縮小できます。
● 消耗品費
ペーパーレスが促進され、紙代や印刷代を低減できます。
もちろん、社内コミュニケーションツールにはランニングコストがかかりますが、多くはクラウドサービスの形態で提供されているため、安価に利用でき、コスト削減効果の方が大きい場合が一般的でしょう。
社内コミュニケーションの活性化
社内コミュニケーションツールを利用すると、社内のコミュニケーションが活性化されます。特に、チャットやビデオ会議、グループウェアなどは、スマホからも利用可能です。スマホでのチャットは、若手の人材にとってなじみ深いコミュニケーション手段であり、従来の手段と比較して気軽にやりとりできるのが特徴といえます。
対面やメール、電話などで上司と接するのは気後れしてしまう若手世代でも、チャットだと気楽に感じるという傾向が見られます。社内コミュニケーションツールがあることで、社内の風通しが良くなり、縦割り構造の解消や、経営層と現場の距離短縮につながります。
従業員エンゲージメントの向上
企業のビジョンや価値観を継続的に発信することで、従業員が「自分の仕事が会社全体のどこにつながっているのか」を感じやすくなります。これがモチベーションや定着率の向上につながります。
業務の属人化防止とナレッジ蓄積
ノウハウや過去のやり取りをテキストとして残せるため、情報共有の抜け漏れが防止され、結果、担当者の不在でも業務が滞りにくくなります。新入社員のオンボーディングや引き継ぎコストも下がります。
社内コミュニケーションツールの主な機能
チャット機能
チャット機能は、インターネット上でテキストや画像、動画、スタンプなどをリアルタイムでやり取りできる機能を指します。複数の人が同時に会話できるグループチャットなどもあり、迅速なコミュニケーションを行えるため、ビジネスでもよく利用されます。メッセージ履歴を残せるのもメリットです。
ビデオ通話 / Web会議機能
ビデオ通話機能は、インターネットを使って、2人以上の人がリアルタイムで音声や映像を通信できる機能です。ビデオ通話をするには、カメラを備えたコンピュータやスマートフォンなどのデバイスが必要となります。ビデオ通話は、会議やプレゼンテーション、オンライン学習、個人的な会話など、さまざまな用途で使われます。距離や時間的に制約がある場合でも、お互いの顔を見ながら会話できるのです。
ファイル共有機能
ファイル共有機能は、インターネットを使って、複数の人がデータファイルを共有できる機能です。この機能は、会議やプロジェクトでの情報共有、オンライン学習での教材配布、個人的なデータ共有など、さまざまな用途で使われます。距離や時間的に制約がある場合でも、ファイル共有機能を使えば、お互いにデータを受け渡せるので、便利です。
タスク管理機能
タスク管理機能は、チームやグループが共同でタスクを進めるための機能です。これにより、タスクを割り当て、進捗状況を確認し、優先順位を決められます。タスク管理機能を使用することで、チームやグループでのタスク管理がスムーズかつ効率的に行えるようになるのです。
社内コミュニケーションツールの主な種類
グループウェア
グループウェアとは、複数のユーザーで共有して使用するアプリケーション のことを指し、組織内での情報共有や連絡の手段として活用されています。グループウェアは、メール、スケジュール管理、プロジェクト管理、ファイル共有、オンライン会議、チャット、ワークフローといったさまざまな機能を備えています。1 つ導入するだけで社内コミュニケーションの目的をひととおり満たせます。
グループウェアを使用すれば、ワンパッケージ で組織内での情報共有をスムーズに行えるようになるでしょう。個々のユーザーが自分のタスクやスケジュールを管理できるため、生産性の向上にもつながります。
- 具体例:Microsoft 365、Google Workspace、サイボウズ Office など
- 向いている用途:部署をまたいだ情報共有、複数の機能をまとめて一元管理
Microsoft 365
Microsoft 365 は、Microsoft が提供するクラウドサービスです。Microsoft 365 には、Office アプリケーションのほか、Exchange Online、SharePoint、Teams など、さまざまなサービスが含まれています。Microsoft 365 を導入すると、それらのアプリケーションをクラウド上で使用でき、組織内での情報共有や連絡をスムーズに行えるようになります。ライセンスの管理やアップデート、ユーザーの追加も簡単です。
チャットツール
チャットツールとは、インターネットを介して、複数の人がテキストや画像などをリアルタイムでやりとりできる社内コミュニケーションツールを指します。リモートワークなどでのリアルタイム性が求められるコミュニケーションに便利で、プロジェクトの進捗確認や問題解決にも役立ちます。チャットツールには、Slack、Microsoft Teams、Zoom Chat、Discord などがあります。それぞれ異なる特徴や機能を備えているため、用途 に合わせて、適切なツールを選択することが重要です。
- 具体例:Microsoft Teams、Slack、Chatwork、LINE WORKS、WowTalk など
- 向いている用途:日常の報連相、プロジェクト単位のグループ連携、緊急度の高い連絡
▼代表的なビジネスチャットツールの比較
製品 | 強み | 向く企業 | 月額目安 (ユーザー 1 人あたり) |
Microsoft Teams | Microsoft 365 との完全統合。 Word / Excel の共同編集、 SharePoint 連携が強力 | Office 中心の企業・大企業・官公庁 | 1,049 円( Business Basic ) |
Slack | 2,600 以上の外部アプリ連携。開発チームや SaaS 中心の企業に人気 | スタートアップ・IT/ SaaS 企業 | 1,050 円( Pro ) |
Chatwork | 国産、シンプル UI 。無料プランでも社外連携可能。国内サポート体制の手厚さが魅力 | 中小企業・IT が得意でない組織 | 700 円(ビジネス) |
LINE WORKS | LINE 風 UI で導入ハードルが低い。掲示板・カレンダー・アンケート内蔵 | 店舗・現場スタッフを多く抱える組織 | 540 円(スタンダード) |
WowTalk | 直感的な操作で定着しやすい国産チャット。音声通話・掲示板・匿名相談など機能を個人単位で設定可能 | 中小企業・現場スタッフが多い組織・セキュリティを重視する組織 | 360 円 |
Teams
Teams は、Microsoft が開発したビジネスチャットのツールです。チャットやビデオ会議、ファイル共有、タスク管理などの機能を搭載しており、リモートワークに役立ちます。Teams は、Microsoft 365 の一部として提供されており、Word、Excel、PowerPoint などの Office アプリケーションとの連携も可能です。
社内SNS
社内SNS とは、企業内で使用される SNS を指します。一般的な SNS と同じように、利用者である社員が会社全体や部門単位のタイムラインにプロフィールや写真、サンクスカードなどを投稿し、他のメンバーとコミュニケーションを図れます。社内SNS は、社内のコミュニケーションを活発にし、企業文化の確立や横のつながり強化、情報共有を促進することで、企業の生産性を向上させるという効果が期待されています。リモートワークや在宅勤務が増え、社内SNS がより重視される場合もあるでしょう。
社内SNS は、無料のものと有料のものがあります。どのようなものを選択するかは企業によって異なりますが、機能やセキュリティ、保存・バックアップ、運用のしやすさなどを検討することが重要です。
- 具体例:Viva Engage (旧 Yammer)、Talknote、TUNAG など
- 向いている用途:社員同士の交流、称賛・感謝の可視化、ボトムアップの情報発信
Viva Engage (旧 Yammer)
Yammer は、企業内における従業員間のコミュニケーションと共同作業を促進するための、ビジネス向け SNS です。Yammer は、グループの作成やグループへの参加、ファイルやアイデアの共有、ディスカッションへの参加ができるように設計されています。
Yammer は 2008 年にリリースされ、2012 年に Microsoft に買収されました。その後、Microsoft Viva のエンゲージメント領域を担うサービスとして進化し、2023 年に Yammer ブランドが廃止され、Viva Engage へ正式移行されました。
現在、Viva Engage は Microsoft 365 の一部として提供されており、Teams や SharePoint、OneDrive、Exchange などの Microsoft 365 サービスと連携して利用できます。
Web 会議システム
Web 会議システムは、インターネット環境があれば音声・映像で会議ができるツールです。専用機器が不要で、PC ・スマホ・タブレットから気軽に参加できます。
- 具体例:Microsoft Teams 、Zoom 、Google Meet など
- 向いている用途:遠隔拠点との定例会議、オンライン商談、少人数の打ち合わせ
バーチャルオフィスツール
バーチャルオフィスツールは、仮想空間上にオフィスを再現し、アバターなどで疑似的に「出社」できるツールです。オンラインでも「ちょっと声をかける」感覚を再現できます。
- 具体例:Teams イマーシブ イベント、FAMoffice、MetaLife など
- 向いている用途:フルリモートチームの一体感づくり、孤独感の解消、気軽な雑談
参考:Microsoft Teamsでのイマーシブ イベントの概要
タスク・プロジェクト管理
誰が何をいつまでにやるかを可視化し、チャットで流れがちな依頼を「タスクとして残す」役割を担います。
具体例:Planner、Asana、monday.com など
向いている用途:進捗の可視化やタスクの割り振りの一元管理
社内ポータルサイト
社内ポータルサイトとは、社内の情報やアプリケーションへの「入り口」となるツールです。必要な情報やシステムに素早くアクセスするための玄関口のような Web サイトを指します。
- 具体例:Microsoft SharePoint、Garoon(サイボウズ)、Google サイト、Notion など
- 向いている用途:社内に散在するマニュアルやシステムの一元集約、全社への確実な情報周知(人事のお知らせ・経営メッセージなど)、部署・拠点ごとの情報共有ハブづくり、新入社員のオンボーディング
導入が進む主流ツールはどれか?
日経 BP コンサルティングが 2024 年 10 月に実施した調査(モニター 3,300 人対象)では、ビジネスチャットを「導入している」企業は全体で 51.1 % に達し、従業員 1 万人以上では 82.7 % に上りました。メインで使うチャットの 1 位は Microsoft Teams( 67.8 %)、2 位 Google Chat( 7.8 %)、3 位 Slack( 7.5 %)です(参考:Biz Clip「企業のビジネスチャット利用実態調査 2024 」)。
総務省も、チャットツールを「働き方改革の障壁となる課題を解消するもの」と位置づけ、導入による会議時間の短縮や部署間コミュニケーションの活性化を紹介しています(参考:総務省「働き方改革×チャットツールのビジネス活用」)。
社内コミュニケーションツールの選び方
ツールは「導入して終わり」ではなく「使われて初めて価値が出る」ものです。選定時に押さえたいポイントを整理します。
グループウェア
グループウェアを使用する目的によって機能や特徴が異なるため、用途を明確にすることが重要です。例えば、プロジェクトやタスクの管理に重点を置く場合は、プロジェクト管理機能が充実しているものが適切かもしれません。
複数のグループウェアを検討する場合は、機能や価格を比較した上で最適なものを選びましょう。導入するグループウェアのカスタマイズ性や、アップデートやサポートの提供に費用がかかるかどうかも、事前に確認することを勧めします。
チャットツール
ビジネス用のチャットツールを選ぶ際には、自社の目的に合ったサービスを選びましょう。必ずしも多機能なものが良いとは限りません。多機能なチャットツールは便利ですが、使わない機能が搭載されていたり、自社で使用している他のツールと機能が重複していたりする場合もあります。従業員にとっての使いやすさも重要です。使っていてストレスがたまるようなツールだと、利用されなくなり、その後の新しいツールが定着しない原因にもなり得ます。実際に現場のメンバーがトライアルで触れられるかどうかも確認するとよいでしょう。
社内SNS
社内SNS は「不特定多数への発信」と横のつながりづくりに軸があるため、社員のニーズと使う目的を出発点に選ぶことが大切です。
選定ポイント | 内容 |
社員のニーズを把握してから選ぶ | 社内SNS を導入するにあたり、社内での情報共有やコミュニケーションにどのようなニーズがあるのかを確認することが重要です。 |
必要な機能を見極める | 社内 SNS には、タスクの管理やイベントの予約など、さまざまな機能を備えているものもあります。機能性を検討する際は、どの機能が必要なのかを明確にしておくことが大切です。 |
使いやすさ(インターフェース)を重視する | 社内 SNS の利用においては使いやすさが重要です。インターフェースが直感的で分かりやすいものを選ぶとよいでしょう。 |
無料ツールの安易な流用は避ける | 使い慣れているという理由だけで LINE や Facebook などの無料ツールをビジネス利用するのはリスクがあり、オンとオフが切り替えにくくなる原因にもなりかねません。 |
目的別に比較した情報共有ツールを下記の記事でもご紹介しています。ぜひご参照ください。
Web 会議システム
Web 会議システムは場所に縛られず会議を開催でき、交通費や宿泊費の削減にもつながります。選定時は「必要な機能」と「既存環境との重複」を見極めましょう。
選定ポイント | 内容 |
必要な機能を確認する | 画面共有・録画・チャット・自動字幕起こしなど、自社の会議スタイルに合った機能がそろっているかをチェックします。 |
既存ツールとの重複を確認する | 例えば Microsoft 365 利用企業なら、Teams を追加コストなく使えます。導入済みツールに Web 会議機能が含まれていないか確認し、二重負担を防ぎましょう。 |
参加のしやすさ | PC・スマホ・タブレットなど、あらゆるデバイスから手軽に参加できるかも重要です。 |
運用ルールとセットで考える | 「全員カメラオン」「少人数に分ける」など、参加者全員が発言しやすい環境を整えられるかも確認しましょう。 |
バーチャルオフィスツール
バーチャルオフィスツールは、仮想空間上にオフィスを構築し、気軽な会話や偶発的なコミュニケーションを再現できる点が最大の価値です。この「オフィスらしさ」をどこまで再現できるかが選定の焦点になります。
選定ポイント | 内容 |
偶発的な会話を再現できるか | アバターを近づけるだけで話せるなど、オフィスに近い気軽なコミュニケーションが取れるかを確認しましょう。 |
在席・ステータスの可視化 | 他拠点の従業員の状況が一目でわかると、声かけや決裁がスムーズになり、マネジメント効率も高まります。 |
通信量・コストの妥当性 | 常時ビデオ接続型と比べて通信量が少なく、コストを抑えられるかも全社導入時の重要な判断材料です。 |
シンプルな操作性 | 新人からベテランまで誰でも簡単に操作できるかどうかで、社内への浸透しやすさが変わります。 |
タスク・プロジェクト管理
タスク・プロジェクト管理ツールは、「誰が・何を・いつまでに」を可視化し、チャットで流れがちな依頼を「タスクとして残す」役割を担います。選定では次の 3 点を押さえましょう。
選定ポイント | 内容 |
導入目的から必要機能を洗い出す | 現状の業務フローを見直し、改善したい点を明確にしたうえで、ガントチャート・カンバン・工数管理など必要な機能を絞り込みます。 |
操作性・導入のしやすさ | 多機能でも操作が難しいと定着しません。誰でも直感的に使えるかを重視しましょう。 |
既存ツールとの連携性 | Slack・Outlook・Googleカレンダーなど、すでに使っているツールと連携できるかを確認します。 |
社内ポータルサイト
社内ポータルサイトは、社内の情報や業務アプリへの入り口を集約した「会社の玄関」のような存在で、これまで紹介した各ツールを束ねる役割を担います。選定では次の3つを押さえて評価しましょう。
選定ポイント | 内容 |
既存のグループウェア資産を活かせるか | すでに Microsoft 365 を利用しているなら、追加コストを抑えて既存の SharePoint で構築できます。他の Office アプリとの連携や多言語対応にも優れています。 |
使いやすいデザインと権限管理ができるか | 全従業員が見やすい UI に加え、全社の情報が集まるためアクセス権限やセキュリティを細かく設定できるかが重要です。 |
「育てられる」運用のしやすさ | 最初から完璧を目指さず、シンプルに構築して運用しながら改善できる製品を選ぶのが、長く使われるコツです。 |
💡 SharePoint での社内ポータルサイト構築をお考えなら
「自社に合うポータルをどう設計すればいいか分からない」「作ったものの使われていない」——そんなお悩みはありませんか? ez office の「SharePoint ポータルサイト構築サービス」 なら、独自テンプレートを活用し、情報を一元管理して“使われ続ける”社内ポータルサイトを構築できます。全社員にスムーズに情報が届く仕組みを、無料資料でご確認いただけます。
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まとめ
社内コミュニケーションツールとは、人々が互いに情報をやりとりするために使用する技術やサービスを指します。これらのツールを活用することで、場所や時間を問わずにコミュニケーションを図ることができます。社内のコミュニケーションを円滑にし、生産性の向上を目指しましょう。自社の課題に合わせて種類を選び、会議ルールの変更など運用ルールと定着施策をセットで進めることが成功の鍵です。
▼次のステップとして、以下の 3 つに取り組んでみましょう。
- 自社の課題を書き出す: 「情報が探しにくい」「連携がしにくい」など、現状の課題を具体的に言語化します。
- 目的に合ったツール種別を絞り込む: 本記事の分類を参考に、チャット・ポータル・社内 SNS などから候補を選定します。
- 小規模なトライアルで検証する: 一部の部署で試し、現場の声を集めてから全社展開を判断します。
FAQ:よくある質問
Q.
ツールが増えすぎて「どこに投稿すればいいか分からない」状態を防ぐには?
A.
用途ごとにツールを分けすぎないことが重要です。可能ならグループウェアや Microsoft 365 のように機能が統合されたプラットフォームに集約し、「連絡はチャット」「資料はポータル」といった役割分担を明文化しましょう。
Q.
Microsoft Teams と Slack 、結局どちらを選べばよいですか?
A.
判断の軸は「チャット機能の一覧・優劣」ではなく、自社が業務の土台にしているエコシステムです。
- Word ・ Excel ・ Outlook など Office を業務基盤にしている企業 → Teams 。 Microsoft 365 の多くのプランに含まれ、追加コストを抑えて SharePoint や OneDrive とも連携できます。
- GitHub ・ Salesforce など外部 SaaS を組み合わせて開発・営業を進める企業 → Slack 。豊富な連携アプリと軽快な UI が強みです。
- Google Workspace 中心の企業 → 中立的に組み合わせやすい Slack が有力です。
チャット単体を比べる前に、まず文書・メール・ストレージを含む既存環境を確認し、その延長でチャットを選ぶのが失敗しないコツです。
Q.
数千人規模の組織でも問題なく使えますか?
A.
多くのツールは大規模利用に対応していますが、利用ユーザー数やデータ量が増えると性能に影響が出る場合があります。導入前に、想定する最大利用規模での動作やスケーラビリティを提供元に確認することをおすすめします。











