社内ポータルサイトで作業効率を向上! 構築するメリットと作り方
目次[非表示]
- 1.社内ポータルサイトとは
- 2.社内ポータルサイトを構築するメリット
- 2.1.①業務の効率化を図れる
- 2.2.②社内の情報伝達がスムーズになる
- 2.3.③ぺーパーレス化を促進できる
- 2.4.④業務の属人化を解消できる
- 3.社内ポータルサイトの作り方
- 4.まとめ
テレワークの普及やクラウドサービスの広がりによって、社内で管理する情報、業務に使用するアプリケーションが増えやすくなりました。
そのようななか、「データの保存場所が散在していて、従業員間の情報共有に労力がかかる」「業務ごとに異なるアプリケーションを都度探すのが大変」などの課題が生じている企業もあるのではないでしょうか。
社内の情報共有を円滑にして、業務に必要なデータやアプリケーションへ速やかにアクセスできるようにするには、社内ポータルサイトの構築が有効です。
この記事では、社内ポータルサイトの基礎知識や構築のメリット、作り方について解説します。
社内ポータルサイトとは
社内ポータルサイトとは、社内で管理する情報や業務に使用するアプリケーションなどへの入り口を集約した Web サイトのことです。
一般ユーザーや会員などが利用するポータルサイトとは異なり、社内のみで公開・利用することが特徴です。
従業員間における情報共有の円滑化や業務の効率化、社内コミュニケーションの活性化などを図ることを目的に構築されます。
▼社内ポータルサイトの主な機能
機能 |
概要 |
社内 Wiki |
業務に関するマニュアルやナレッジ、各種申請手続きなどの情報を集積して、従業員が検索・閲覧できる機能 |
社内チャット |
個人やチーム、部門担当者などへチャット形式で気軽なコミュニケーションをとれる機能 |
社内掲示板 |
企業の経営情報や社内報の配信、社内イベントの告知、書類の提出依頼などを行える機能 |
社内 FAQ |
業務や社内手続きに関するよくある質問への回答を登録して、従業員の検索によって自己解決する機能 |
スケジュールの管理 |
出張や会議、外出などの予定をカレンダーに登録して、個人・チームのスケジュールを社内で共有する機能 |
申請・承認の手続き |
経費や稟議などの申請・承認のワークフローをオンラインで行える機能 |
プロジェクトの管理 |
各部署・チームにおけるプロジェクトの内容やタスクの進捗状況、担当者などを一元管理できる機能 |
社内ポータルサイトを構築するメリット
社内ポータルサイトを構築することによって、ワークフローや情報共有が円滑になり、業務改善につながります。
①業務の効率化を図れる
社内ポータルサイトを構築すると、業務に必要な情報やアプリケーションなどへすぐにアクセスできるようになります。「担当者にファイルの共有を依頼する」「業務マニュアルを探し回る」「申請書類を印刷して手渡しする」などの対応が不要になることで、業務の効率化を図れます。
また、業務の不明点や問題が発生した際に、従業員自身が社内ポータルサイトで情報を収集して自己解決を促せます。これにより、管理者や情報システム部門などが行っていた問い合わせ対応を削減することが可能です。
②社内の情報伝達がスムーズになる
社内ポータルサイトを構築することで、情報伝達がスムーズになります。
例えば、企業情報の告知やスケジュールの確認・共有、承認者への申請業務などをオンライン上で行えるようになります。働く場所が異なる従業員でも、部門間・チームでの横断的な情報共有ができると、チームワークの向上につながります。
また、社内チャットや社内掲示板へのコメントなどができる機能を設ければ、社内のコミュニケーションを活性化する効果も期待できます。
③ぺーパーレス化を促進できる
社内ポータルサイトを活用すると、申請業務を電子化したり、ファイルや資料をデータとして保存したりしてペーパーレス化を促進できます。
紙書類でやり取りしていたフローをペーパーレス化することで、業務負担や印刷コストの削減につながります。
また、自宅や出張先からでも必要な情報またはアプリケーションにアクセスできるようになるため、多様な働き方の促進にも有効です。
④業務の属人化を解消できる
社内ポータルサイトに社内 Wiki の機能を設けると、業務の属人化を解消できます。社内 Wiki とは、社内で個々が持つ知識やノウハウなどを共有するための機能またはツールのことです。
特定の担当者が業務に関連する情報やノウハウを持っている場合、担当者が不在の場合に業務が滞ったり、人材育成が進まなかったりします。
社内 Wiki で業務マニュアルを作成して共有するとともに、担当者が持つ知識・ノウハウなどを蓄積・共有できる仕組みを整えることで、誰もがナレッジを活用できるようになります。
その結果、業務の属人化が解消されるほか、従業員の知識・スキルの向上や業務パフォーマンスの向上につながることも期待できます。
社内ポータルサイトの作り方
社内ポータルサイトの作り方には、主に3つが挙げられます。
▼社内ポータルサイトの作り方
- 既存のツールを導入する
- アプリケーションの作成ができるプラットフォームを使用する
- 自社でスクラッチ開発をする
制作コストを抑えつつ、自社の課題や用途に応じた機能を取り入れるには、アプリケーションの作成ができるプラットフォームを活用することが有効です。
業務に Microsoft 365(※1)を利用している企業では、Microsoft SharePoint(以下、SharePoint)(※2)を活用して社内ポータルサイトを作成できます。
SharePoint とは、チームサイトを作成してファイルの保存や共有、ワークフローの構築などを行えるプラットフォームのことです。チームサイトの機能を使って社内ポータルサイトを作成することが可能です。
マイクロソフト社が提供する Office アプリケーションとの連携がしやすいほか、デザインや機能のカスタマイズ、複数人での同時編集などにも対応しています。
SharePoint で社内ポータルサイトを作成するメリットやポイントについては、こちらの記事で解説しています。
※1…Microsoft 365、Microsoft Word および Microsoft Excel は、マイクロソフト グループの企業の商標です。
※2…Microsoft SharePoint は、マイクロソフトが提供する製品です。
まとめ
この記事では、社内ポータルサイトについて以下の内容を解説しました。
- 社内ポータルサイトの主な機能
- 社内ポータルサイトを構築するメリット
- 社内ポータルサイトの作り方
社内ポータルサイトを構築すると、業務に必要な情報やアプリケーションへすぐにアクセスできるようになります。業務の効率化や情報伝達の円滑化を図れるほか、ペーパーレス化の促進、業務の属人化の解消にもつながります。
また、Microsoft 365 を利用している企業では、SharePoint に含まれるチームサイトの機能を使って社内ポータルサイトを構築することが可能です。
『 ez office 』では、SharePoint を用いた『ポータルサイト構築サービス』を提供しています。標準機能と独自の Web パーツを使用して、見やすさ・使いやすさに配慮した社内ポータルサイトの構築を支援いたします。
詳しくは、こちらの資料をご覧ください。